【工事完了】東日暮里六丁目
弊社の目の前、東日暮里六丁目工事、無事完了いたしました。
ご近所の皆様、多大なるご協力ありがとうございました。
今年度から荒川区の道路工事では環境対策として中温化アスファルト合材での舗装が採用され始めました。
今回、弊社としても初めての本格的な施工となりました。
中温化アスファルト舗装は、製造および施工温度を30℃程度低減可能(この工事では10℃程度)にした中温化アスファルト混合物を使用することによりCO2の排出量を削減し、地球温暖化防止に寄与する舗装です。
使用材料の中温化アスファルト混合物とは、アスファルトの粘度を一時的に低下させる中温化技術を用いて、製造・施工温度を通常よりも低減させることができる加熱アスファルト混合物です。中温化アスファルト混合物は、通常の加熱アスファルト混合物と同等の品質を確保でき、製造温度を低減することで、骨材の加熱に必要な燃料消費量が減少し、CO2排出量を削減します。製造温度を160℃から130℃に低減した場合には、14%程度のCO2排出量を削減できます。
中温化により期待される効果は、
燃費向上:製造時の省エネルギーおよびCO₂排出量の削減
品質確保:製造時の温度低下による再生骨材や混合物の劣化を抑制
環境改善:夏期の熱中症対策や現場の作業環境改善
早期交通開放:工事規制時間の短縮(工事渋滞の緩和)
施工した社員によると施工性は全く通常の合材と変わらず、施工後も手前みそながら大変綺麗で素晴らしい出来栄えです。
公共土木工事では発注者の求める設計性能を満たすため、環境対策等の部分で新しい材料を使ったりすることがなかなか出来ません。中温化技術のような地球温暖化対策となる新しい技術を発注側で採用、進めていただけると土木会社として微力ですが環境問題に貢献出来るのかなと思います。